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Q.基本情報技術者資格とは何ですか?
ANS.日本で最もメジャーなIT係の資格です。
いきなり大げさに聞こえるかもしれませんが、これは紛れも無い事実。
疑り深い人のために、その根拠を説明していきましょう。
基本情報技術者資格(以下基本情報)は、経済産業省が管轄する情報処理技術者試験で取得できる国家資格の一つです。試験制度の始まりは昭和44年まで遡ります。その後、平成13年に試験制度の変更が行われ、それまでの第二種情報処理技術者試験から、現在の基本情報技術者試験と呼ばれるようになりました。国が資格を保障するという他に、40年間行われてきたという実績もある、由緒ある資格と言うことができます。
2006年度の試験では、194,279人の応募がありました。他の資格と比較してみると、資格として最も人気が高いTOEICで588,698人、日商簿記3級で322,297人。同じIT系資格である、マイクロソフトオフィススペシャリスト(旧MOUS)試験では223,800人。他の人気資格と比べても遜色ありません。さらに、マイクロソフトオフィススペシャリストはアプリケーションにより試験が異なるので、同じ人が複数受験することを考えれば基本情報がIT系資格の中での受験者の多さがわかります。
基本情報処理の受験料は5,100円です。
これが、安いのか高いのか、先ほどと同じく他の資格試験と比べみましょう。
TOEIC:9,975円
日商簿記:2,500円(3級)
マイクロソフトオフィススペシャリスト:10,290(スタンダード)
日商簿記の安さが目につきますが、2級5,000円、1級7,500円のことを考えるとあまり安くなさそうです。他については倍くらいの値段がかかります。国が行う試験のため値段は抑えられているようです。他の有名なベンダー資格である、オラクルやシスコなどの資格試験はこれ以上の受験料が必要となります。これで落ちようものならかなり手痛い出費です。対して基本情報は財布に優しい資格と言えるでしょう。
IT系の資格は、概して専門的な内容になりがちです。例えばマイクロソフトオフィススペシャリストであれば、ワードやエクセルなどのマイクロソフトのオフィスアプリケーションの操作方法の知識を問われるといったように、問われる知識はかなり狭い範囲のものです。対して基本情報は、「10進数255を2進数で表せ」といったような、根本的な計算問題から、IPアドレスの構造、開発手法の分析、プログラミング方法など、かなりの広範囲から出題されます。これは、基本情報の上位資格であるソフトウェア開発技術者やさらに上のテクニカルエンジニア試験へと続くための知識をカバーしているためです。なので、データベースを使った業務に長年携わった技術者は、テクニカルエンジニア(データベース)試験に合格するよりも、基本情報に合格する方が難しいという可能性もありえます。まさに、基本を学ぶための内容となっています。
IT系の企業の多くでは、新入社員に基本情報を取得するよう奨励しています。中には強制的に受験させられるところもあるようです。最低限のノルマとして取得できなかったら査定が下がるというとこまでもあります。さらに『自分の企業には、基本情報の取得者が何人います』という情報公開することにより、会社の技術力の水準として使われています。それほど基本情報という資格は業界でも強い影響力を持っているのです。
他にも、入試優遇や、単位認定を認める大学があったり、ローンの金利優遇がなされる場合もあったりと基本情報の強さは、以外なところで威力を発揮します。
まさに、日本で最もメジャーなIT係の資格。
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